最終回を終えて ゾンビランドサガの魅力を振り返る

明けましておめでとうございます。
早いもので2018年秋アニメも終わり、もうじき2019年冬アニメが始まるわけですが、 その前にここで個人的に今期最も印象に残ったアニメ、ゾンビランドサガについて振り返りたいと思います。

いやあよかったですね、最終回。
過去の挫折からネガティブスパイラルに陥っていたさくらが過去を乗り越えたライブ。
OPの徒花ネクロマンシーに『心を無くすことが死(おわり)と知れ』とあるように、記憶が戻ってからのさくらは身体だけじゃなくて 心も死んでいて、そこから文字通り蘇ったわけです。とても感動しました。

元々アイドルアニメはあまり興味なく見てもそれほど面白いと思ったことはないんですが、これは見始めたらハマりました。
ライブの盛り上がりとか、アイドルを応援したいとかアイドルオタクの気持ちがちょっとわかりました。

それで分析というほどのものではないですが、このアニメの何がそんなによかったのかというのを改めて振り返りたいと思います。

アイドルゾンビという設定

まずこれは外せない。
ゾンビ×アイドルという異色の組み合わせ。
放送前は漠然とゾンビものという情報しかなかったので、意表を突かれた人も多いでしょう。
なんだそりゃっていう組み合わせですが、単にインパクトや斬新さがあるってだけじゃなくて設定がちゃんとストーリーに活かされているのがいいですね。
異なる時代に生きていたからこその考え方の違いだとか、生前の家族や知り合いとの関係性だとかゾンビという設定に意味があって ゾンビだから生まれる笑いや涙がありました。

予想できない展開

1話冒頭でいきなりさくらが撥ねられて驚いた人も多いと思いますが、やっぱりオリジナルアニメの何がいいかと言えば
先が読めないこと。
原作がないからネタバレもないし、これからどうなるんだろうと先が気になるもの。
特にこの作品の場合ゾンビという設定もあって、さくらの生前の姿、伝説揃いの中で普通の女の子だった さくらをゾンビにした理由、幸太郎や山田たえの正体などなど気になる謎が多く、その答えを知りたくて続きを見るという
部分もありました。
古くはエヴァから最近だとけものフレンズなんかもそうですが、考察しがいのあるアニメはオタクに人気が出やすい印象がありますね。

キャラクターの魅力

これはどんな作品にも言えますがやっぱりキャラクターは大事だなと。
普段おちゃらけてるけどやるときはやる幸太郎、普段は気弱だけれども頑固な所もある純子、天才子役のリリィ、元暴走族の サキ等そのままでも皆個性的ですが、生きていた時代が違うというのもあって更にそれぞれの考え方に幅を持たせることが出来ていました。

楽曲

そして欠かせないのが楽曲。
OPの徒花ネクロマンシーから始まり、劇中歌の目覚めリターナー、アツクナレ、to my dearest、ヨミガエレ等々良い曲ばかり。
いかにもなアイドルソングだけではなく、ヒップホップもあればミュージカル調だったりロックっぽかったりと見てる方を飽きさせない。

その曲を活かす演出もいいですよね。
7話で雷が落ちてテクノっぽくなったり、8話のリリィとパピーの前向きな別れの曲だったり、最終話のヨミガエレでは そのままどん底からよみがえるさくらの歌になっていたり、背景がしっかりしてるから曲もより盛り上がる。
他にも同じ人結構多いと思いますが、自分は7話のライブシーンでガッツリハマりました。

2期はあるのか

とまあそんな風に笑いあり涙ありでいい作品だったんですが、気になるのは果たして2期はあるのかということ。

最終回のラストでは露骨に続きがありそうな終わり方でしたが、放送後二週間以上経って特に発表もないですし 現時点で具体的な企画などはないのでしょう。

しかし、1巻の円盤売上が初動で1万枚を超えてますし、商業的には十分続編を作れるだけの利益は出ているはず。
それに下の記事を見ると声優さんももっと演じたいという熱意を凄く感じます。
監督もやりたそう、構想はあるなど期待してもよいようなコメントもあります。

【連載】TVアニメ『ゾンビランドサガ』本渡楓×田野アサミ×種田梨沙×河瀬茉希×衣川里佳×田中美海 座談会|最終回後だからこそ語れる作品へのアツい想い【SAGA:12】

――改めて全12話を演じ終えた今の心境は?
田野:寂しいです。

河瀬:寂しいです。

衣川:演じ足りないです。

田中:続きがあるんじゃないかと思っちゃってるし。

種田:妄想が止まらないです。

河瀬:芸能人組は最後、顔バレしてましたし。

本渡:あれでは終われないですよね。

種田:ないなら勝手にやっちゃいます。小説書いて持ち込みで、くらいの勢いです。『ゾンビランドサガII』って企画があるんですけどって。

衣川:確かに続編があったらIIっぽい。ダサい感じがいいですよね(笑)。

――普通は最終回を終えた後は達成感なり、寂しさでいっぱいになるものですが、皆さんは続きをやらないと許さない、くらいの強烈な圧が(笑)。
一同:そうですよ!

田野:終われませんよ! 「終わらない~♪」(「特攻DANCE」より)。スタッフさんもどう転んでもいいようにあの終わり方にしたのかなと思います。

河瀬:メンバーがみんな土に帰ってないということはそういうことですよ。

種田:監督も多くは言いませんでしたが、やりたそうでしたし。

田中:構想はあるみたいなお話はされてたけど。

本渡:あとは皆さんの応援があれば。

田野:だから寂しいけど、前向きな気分です

ゆうぎりの過去、バーのマスター、山田たえ、記者の不穏な動き等々掘り下げられそうな要素が色々ありますからね。
元々このゾンビランドサガは4年間温めていた企画だそうですが、社内で中々企画が通らなかったためでもあるそうなので、 今は設定もキャラクターも出来ている状態なので2期を作るとしても4年もかかることはないのではないでしょうか。

もっとフランシュシュと幸太郎が動く所を見たいので、制作陣には是非2期の企画をしてほしいと1ファンとして願います。

それにしても去年は実写映画の『カメラを止めるな!』といい、ゾンビの当たり年でしたね。

ゾンビというと今では定着しすぎて古臭いイメージもありますが、まだまだ新機軸の話が作れるんだなと。