ビッグコミックスピリッツ連載中の将棋漫画『リボーンの棋士』(鍋倉夫)感想(3話まで)

今回は週刊ビッグコミックスピリッツ連載中『リボーンの棋士』について書いていきます。
1,2話の段階だとゴールというか話の方向性がまだわからない所もあったけど、3話目でそれがある程度はっきりしてきたので。

あらすじ

敗北は逆転の母! 挫折の底は、再び生まれるための母!!

3年前、プロ棋士になる夢を絶たれた元奨励会員・安住。
奨励会とは、全国から将棋の天才少年が集まり、プロを目指ししのぎを削る場所だ。
その奨励会には鉄の掟がある。
26歳までにプロになかった者は退会となり、未来を絶たれるのだ。
そこから逆転する方法は、ほぼ存在しない。
しかし人生のリスタートを切った安住は、将棋を捨てない。
敗北は進化の過程、逆転の母!!

主人公の安住は子供の頃将棋で日本一になったこともある元奨励会員。
しかし天才ばかりが集まる場でプロ昇格を成し遂げることが出来ず、26歳の年齢制限を迎えてしまう。
それから三年、安住は将棋に触れることもなくカラオケのアルバイトをして生計を立てていた。
将棋のことは忘れ前向きに生きようとするも、未来は見えず熱中できることも見つからない。
結局自分は将棋が好きで捨てることなど出来ないということに気付き、アマチュアで頂点を目指すことを決意する。

 

大分端折りましたがここまでが大体3話までのあらすじ。

将棋漫画というとトップ棋士やプロを目指す奨励会員が主人公ということが多いけど、この漫画はプロになれず奨励会を退会した挫折からの再生の話。(リボーン(再生)とリボンの騎士をかけているんでしょう)
元奨励会員が主人公の将棋漫画といえばハチワンダイバーがありますが、あれと比べると大分現実寄りの作風。
その分派手さはあまりないですが、奨励会の厳しさとか華やかなだけじゃないプロになれなかった人達の辛さとかそういう所のリアリティは描けているんじゃないかと思います。

感想

3話まで読んだ感想としては中々面白い。
奨励会でプロになれなかった敗者を主人公にしていることで、読んでいて感情移入もしやすくなっています。
主人公と同じ元奨励会員の土屋が将棋を憎んでいるはずなのに将棋から離れられず、今でも負けると悔しくて泣くシーンなんかは彼の将棋への思いが伝わってきてよかったです。
多分当面はアマで勝って特例でのプロ入りを目指すことになるんでしょうが、その過程の対局の描写とか奨励会の外からプロになる難しさとかそういう部分を上手く描いて欲しいですね。
スピリッツはジャンプみたいに打ち切り圧力は強くないから平気だと思うけど、打ち切られずに続いてほしい。

しかし将棋はあんまり詳しくないけど、奨励会員というのも大変ですね。
26歳で年齢制限があるということでプロになれないと強制退会になるわけですが、芽が出ないのにずるずる行くのもよくないけど今まで将棋一筋で他のことやってなかったのに急に他の道ってのも中々厳しいですよね。
大学行きながら奨励会通ってるみたいな人もいるんですかね。

ジャンプでも将棋漫画始まってるし、最近将棋漫画の新連載多い気が。
やっぱり藤井七段の影響があるんでしょうか。